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【健康まちづくりプロジェクト福島編③】いわきフィールドワーク ゲストハウスFAROの滞在について(前編)

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一般社団法人Spice 渡辺です。
健康まちづくりプロジェクトのフィールドワークのレポート第三弾です。少しずつ連載形式でレポートをお届けしています。
今回は「ゲストハウスFARO」での滞在についてレポートします。

ゲストハウスFARO前にバスが停まりゲストハウスへ。何やら楽しげなものがFAROの近くに設置されているのが目に映りました。まちに馴染みながらも存在感のあるものたちでした。

これは、「たいらほこみち」が運営しているもののひとつです。「いわき駅前大通り」を「公園」のように使ってみたい、誰もが・もっとワクワクできる場として使える可能性があるのではないか?ということで、「まずはやってみる」ための社会実験としてスタートしたものだそう。

NPO法人タイラボが運営する「いわき駅前公園計画」
※現在は「たいらほこみち」の活動のひとつとなっています。

URL:https://taira-hokomichi.kirara.st/about/

17:00 宿に荷物を置いた生徒たちはゲストハウスFAROに集合し、「Guesthouse & Lounge FARO iwaki」オーナーであり、NPO法人タイラボ代表の北林由布子さんよりお話しをもらいました。

イタリアンの料理人である北林さんは、上京して地元・いわきに帰るたびに、衰退する商店街をみて、いわきに帰ることを決めました。いわきでお店を始めるなら飲食店がいいだろうと考え、まずは東京で料理学校に通ったそうです。その後、いわきにUターンをし、平駅前の商店街にLa Stanzaをオープンしました。初めはお店だけで精一杯でしたが、震災後多様な人たちと出会い、様々な活動へとつながっていきました。

そのひとつが「たいらほこみち」の活動。北林さんの子ども時代、商店街でそだってきた人が多く、商店街は歩行者天国で人がたくさん行き交い、賑わいを見せるまちでもありました。

しかし多くの人の生活様式は、「車中心」のいわき市。「それだと寂しいよね」と思った人たちは「車から、人中心のまち」へと、関わる人々が思いを通わせながら、歩いているだけで、楽しくなる商店街へ。そうなれるような取り組みにしたいというところから現在ある「たいらほこみち」の活動が始まったのだそう。
歩行者天国で、人が溢れている。「子どもの頃のとても楽しかった時の記憶を思い出すような商店街をつくりたい!」と思い、行動に移していくまでのお話しをお伺いしました。

その話をもって、実際にたいらの道を実際にみんなで歩いて遊び、体験する時間へ。
3つの班に分かれて行動を行いました。

・フリーコーヒーを配布してみるグループ
・スケッチをしてみるグループ
・実際にまちなかを散策してみるグループ

フリーコーヒーを配布するグループは、新しい挑戦としてフリーコーヒーをFAROの前で行いました。
千葉からコーヒーの豆を持ってきて、生徒たちが実際にコーヒーを淹れ、 道ゆく人に配布をしてみる。

見ず知らずの、通りすがりの方々に手渡し受け取ってもらうために、生徒たちは「どこで、どのタイミングで、何を、どう伝えるのか」と考えながら配布をしていました。
実際に、受け取っていただけたケースも。

スケッチを行う班は、まちなみをスケッチ。
街並みを実際に、それぞれが見えたままにスケッチブックに描いていきます。
まちを俯瞰的に、客観的に捉える時間。どんな人がこの道を通り、行き交われていくのかが見える時がありました。

まちなみのスケッチを描いた生徒は、FARO前のパラソル付きのテーブルで小さなパズルも体験。実際にスケッチを描いて捉えるだけではなく、実際に遊んで、体験してみることで気が付くこともたくさん。
気がついたことを覚えておき、後ほどの議論のタネとして記憶をしておきます。

また、別の場所では、丸く切り抜かれた、表側は緑色、裏側は無色の板がカゴに入っており、道の隅に置かれています。
そのカゴから板を出し、碁盤のように見える歩道へ持っていくと…

オセロができるわけです…。
私はこの光景が非常に目から鱗でした。

激戦の末、緑が勝ちそう。

まちに目を向けてみると、見方を少しだけ変えてみると、こういった「遊び心」が生まれてきて、そのまま実装できる。(道にあるブロックをこんなことができる、と見立てたことがなかったので、驚きました…)

FAROに戻ったあとは、生徒といわきの北林さんや理虔さん、前野さんとの対話の時間へと移っていきます。非常に濃密な時間を過ごすことができたので、それはまた別の記事へ。

渡辺より

編集後記

北林さんからお話しを聞いたのち、実際にまちや道に繰り出し、体験してみる。
話を聞いてみて知ることもあれば、実際に手を動かして体験してみることで気が付くことも。

普段住んでいる場所や、仕事の場所に留まっているだけでは「遊び心」に触れるような瞬間は訪れないんだろうなと思いました。
むしろ、「訪れる」ことを待っているのではなく、積極的に外に出て、頭をほぐれている時に「新しい視点を取りに行く」という感覚が近いかもしれません。

その後に続くディスカッションの時間も非常に濃密な時間でもありました。
体験したのちに、改めて自分たちが行ってきたプロジェクトがどのようなものだったのかを捉え直し、積極的に議論する姿に私も感化され、議論に少しばかり参加させてもらいました。

ぜひ、続きもお楽しみいただけると嬉しいです!

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