【登壇レポート・3/23】全国ボランティア活性化プロジェクト実行委員会主催「第6回全国学生ボランティアフォーラム」にSpice代表・郡司が登壇しました
みなさん、こんにちは。一般社団法人Spiceの郡司です。
2024年3月23日(土)国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で「第6回全国学生ボランティアフォーラム」(以下、学ボム)が開催され、2日目午後の分科会にて登壇の機会をいただきました。
お声がけいただいたのは、NPO法人おりがみ代表の都築則彦さんです。
私は学部1年次に学生団体おりがみに加入して、教育分野や福祉分野の取り組みに関わっていました。
都築さんは千葉大学の先輩でもありますが、おりがみでの活動を通して「共生社会の実現」という理念を共有してきた仲間でもあります。
一般社団法人Spiceの活動や理念には、おりがみでの経験が少なからず影響しているのは間違いありません。
私個人としては、「学ボム」には強い思い入れがあります。
というのも、私がおりがみに入会したきっかけは、2017年3月に開催された学ボムでした。
私の地元の先輩が学ボムにたまたま参加して都築さんと出会い、「千葉大生がいたよ ! 」と都築さんのことを私に紹介してくれたことがおりがみ入会のきっかけでした。
当時の私は大学受験が終わり、4月から千葉大学教育学部に入学することが決まっていたタイミングでした。
そんな事情を知っている先輩が気を利かせて、紹介をしてくれたのです。
だからこそ、学ボムがなければ、私はおりがみに出会うことができなかったと思いますし、もしかしたらSpiceを立ち上げていなかったかも。。。 !
少し前置きが長くなりましたが、そんな特別な思いを持って登壇させていただきました。
パネルディスカッションでは、
まえのふれあいこども食堂プロジェクト 学生ボランティア代表 高渕紅羽さん、
上野ハレノヒ計画・代表 深澤文さん と共に登壇しました。
以下の項目を事前に共有いただき、主にユースセンターづくりについてお話しました。
①自己紹介・活動内容
②いまの活動を始めようと思ったきっかけ
③活動する上で、日頃大切にしてること
④いまの活動は100年後どうなっていると思うか
日頃大切にしていることは、関わってくれている人の「やりたい」という気持ちを引き出し、その人の主体性を大切にすること、とお伝えしました。
日本におけるボランティアの定義は、奉仕とか慈善、善行といった意味合いが強くなっています。ですが、「ボランティア」(VOLUNTEER)という言葉の語源まで遡ると、ラテン語の「自分から進んで〜する」「喜んで〜する」(VOLO)の派生語で「自由意志」(VOLUMTAS)に由来すると言われています。そのため、本来の定義は、誰かに強制されたり、義務で行ったりするものではなく、自ら進んで行動することを指していると考えられます。
私自身もこの考え方が好きで、初めの入り口がどんなものであっても、その人が活動に関わっている間は、その人の「やりたい」を大切にして主体性(エージェンシー)を発揮する場にして欲しい / 発揮できる場を作っていきたい、と思っています。
フロアからは、「新潟でもユースセンターを作りたいと思っているが何をすれば良いか」といった質問をいただき、まずは仲間を作ること・共感を集めることの大切さについてお伝えしました。別地域でユースセンターを作るときの参考事例になれるよう、SpiceとしてもPRISMが開設するまでの記録を残していきたいと改めて感じました。
また、犬猫保護の活動をされている方からは「誰かがやらなければいけない活動について、人手が足りない時はどうすれば良いか」という質問をいただき、無償ではなく有償ボランティアを募るといった選択肢を提示し、予算確保のためには行政や議員へのロビイング、民間財団等の助成金申請などといった次のアクションが考えられることをお伝えしました。
今回の登壇を通して、自分たちの活動について振り返り、みなさんから応援の声をいただくことができました。貴重な場をいただけましたこと、感謝申し上げます。
学ボム実行委員会のみなさん、パネリストの皆さん、そしてご参加の皆さん、
ありがとうございました !