お知らせ

【お知らせ】独立行政法人福祉医療機構(WAM)の『こどもの未来応援基金 令和8年度 未来応援ネットワーク事業』に採択されました

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千葉で暮らす10代・20代のこども・若者のためのユースセンター事業において、本事業が採択されました。

フードパントリーの常設化、ならびに、ちばユースセンターPRISMでの「食イベント」の強化を図ることで、こども・若者へ安定的に食を提供するための体制づくりを行います。

ちばユースセンターPRISM HP
https://chiba-prism.org/

このたび、独立行政法人福祉医療機構(WAM)の『こどもの未来応援基金令和8年度未来応援ネットワ-ク事業』に採択されました。本助成金を活用し、ちばユースセンターPRISMでは、以下の事業を強化していく予定です。

1.フードパントリーの常設化

― こども若者の「食事」を日常生活から支える ー

千葉で暮らす10代・20代のこども・若者に対し、米やレトルト食品、インスタント食品などを提供し、日常生活の安定を支える取り組みを進めていく予定です。

※事業の進捗が定まり次第、改めてご案内する予定です。

2.「食イベント」の強化

― こども若者が安心してユースセンターで食事ができる場づくり ー

現在「食イベント」と題し、月に1回〜2回ほど、こども若者とユースワーカーがともに食事をつくる取り組みを行なっています。今後、本取組をさらに強化してまいります。

※最新のお知らせはInstagramよりご案内しております。

事業責任者よりコメント

安心して過ごせる居場所を持てないこども・若者は、いまも少なくありません。
家にいても落ち着けない、相談できる大人がいない、ただ「ひとりでいる」時間が長くなってしまう。
そんな状況のなかで日々を過ごしている若者が、地域のなかに確かに存在しています

特に10代後半から20代前半の若者のなかには、アルバイト収入や奨学金に頼りながら進学や生活を続けている人も多くいます。私もそんな若者の一人でした。

「今日はちゃんと食べられるだろうか」「来月の生活は大丈夫だろうか」。

日常的な食事や将来への不安を抱えながら、先の見えない時間を過ごしているという声も少なくありません。
PRISMで若者と日々関わるなかでも、「キャベツで凌いでいる」「昨晩はもやしだけだった」といった、一人暮らしの若者、特に大学生の切実な声を耳にしてきました。
生活のためにアルバイトを優先せざるを得ず、本来やりたかった学びや挑戦に十分に時間を割けないという状況もあります。

生きていくための基盤が不安定なままでは、自己実現に向けた一歩を踏み出すことは難しい。
だからこそ、食の支援は単なる「困窮対策」ではなく、若者が自分の可能性に向き合うための土台を支える取り組みであると、私たちは考えています。

また、不登校やひきこもり、ヤングケアラーなど、経済的な困難と孤独・孤立の課題が重なり合うケースも増えています。
学びや就労の機会にたどり着けないまま、社会とのつながりが細くなり、孤独・孤立である状況が長期化してしまうのではないか。そうした状況に、私たちは強い危機感を抱いています。

「ちばユースセンターPRISM」を開設してから1年半、今では毎月100〜130名のこども・若者が訪れるようになりました。
理由はさまざまですが、多くの若者が共通して求めているのは「何も求められずに、安心して過ごせる場所」です。

なかでも、「食」を通じた取り組みは大きな意味を持っていると感じています。
月1回ほど開催する「食イベント」では利用者が増え、これまでつながりのなかった若者が、ふらりと足を運んでくれることもあります。

「一緒にごはんを食べる」。
その何気ない時間が、誰かと関係を結ぶ最初の一歩になることもあります。

これまでに実施してきたフードパントリーでは、「生活の支えになっています」「お米があるだけで安心できる」といった声が、一人暮らしの若者、特に大学生から寄せられてきました。

食の支援は、単なる物資提供ではなく、日常を支える確かな力になっています。
行政の制度だけでは、どうしても届ききらない日常の困りごとや孤独・孤立感があります。だからこそ、地域のなかに、誰でも立ち寄れる居場所が必要だと、私たちは考えています。

ちばユースセンターPRISMは、食をきっかけに「まず食べられる」「誰かと一緒に過ごせる」という体験を大切にしてきました。その積み重ねが、孤独・孤立の緩和や安心感の回復につながっています。

これからも私たちは、ユースセンター型の居場所を継続・拡充し、経済的困難や孤独・孤立を抱えるこども・若者を地域とつなぎながら、一人ひとりが未来を描いていくための基盤を、地域の皆さまとともに整えていきたいと考えています。

一般社団法人Spice代表理事/ちばユースセンターPRISM 事業責任者
郡司 日奈乃

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